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エスカレーターで目の前にいたお爺さんの腕時計の中に水滴が溜まっていた。なぜだ?

 

 

・帰ってきてから出勤前までノンストップで寝ているので日記をサボりまくっています。毎日書くと書く事そんなにないなとも思うけど、一回書くのやめると飛び飛びになっちゃうな。まあ自己満の日記なのでそれくらいでいいのか。自分にしては飽きずに書いてる方だ。

・それにしても、大して読み返すわけでもないのに書かないと日々の事をあまり思い出せない。そもそも覚えておきたくて書き始めたんですけどね。

みんなそうなの?日々の些細な事は一日の終わりに書き出してやっと記憶とか思い出になっている気がする。全部がそうじゃないけどその事象が小さい程、アウトプットしないと脳に刷り込まれない感覚。記憶力がないだけかな。

 

・部屋が暑いのでトイレの小窓を開けたら少し涼しくなった。代わりに数日開けていただけで網戸もあるというのにすり抜けた羽虫が窓辺で大量に死んでいて複雑。なんか最近部屋にいるなと思ったらここか…

・閉めると暑いけど、開けっぱも考えものですね。夏、めんどくせ〜

 

 

・仕事のストレスにより人嫌いが再発した彼氏、仕事以外は完全に引き篭もりになっている。引き篭もりと言ってもあんまり暗いものでもなくて、ただ単に1人でどこかに行ったり楽器を触ったり、自由に周りを考えずにのびのびしたいだけの、自分ワールドへの引き篭もりという感じだ。

・元々バンドマンだった彼氏は、その昔、音楽をやっていた頃、とにかく色々な事がありなんやかんやでお縄だった事もあるので異様に楽器を怖がっていた。ベーシストなのでシドとたまに呼んでいる。怒られる。

・今はクリーンなのだが、やっぱり楽器を触ると当時の事を思い出してまた気がおかしくなるんじゃないかと杞憂し、楽器屋に寄る事すら極端に嫌がっていた。演奏自体は好きだが、今になって触る事見る事にかなりの抵抗感があるらしい。

・そこまでして楽器から離れていた彼だが、どこかのツテかなにか、昔持っていたウッドベース(でっけ〜ベース)を取り返したらしい。それを意外にも意気揚々と私に見せてはすごいだろうすごいだろうと得意気だった。

・一頻り自慢した後、表情が曇った。「俺、触っても大丈夫かな」と言った。まあ今は自分でお店もやっているし、過去を知っている人はきっと全力で止めるだろうし、私もそうする。「今のあんたは揺らがんでしょ」「私もみんなもいるから」とだけ言った。ちょっと間があって、にっこり笑って「だよな」と言って、でっけ〜ベースをむき出しのまま担いで家に帰っていた。色んな人が見ていた。

・自分でも言ってたけど、あれだけ嫌がってた楽器を触ろうと思えるほど、何かに没頭したくなるというのは余程仕事がストレスなんだろうなと思った。

わかりやすく連絡が極端に減った。でもやり取りをしない日は作らないという姿勢が感じられるのだが、数日スタンプだけでやり取りをしている。

・喋らんかい!と思う時もあるけど、まあそこまでの脳みその容量が今はないのでしょうね。毎日欠かさず連絡くるだけマシだなと思っている。

 

・自分も、昔は絵をたくさん描いていた。彼ほど自分を最終苦しめる物にはならなかったけど、日に日に描けなくなった。自慢げに人前で描いていた事を思い出すと怖くなるくらい、もう人に絵は見せたいと思えない。それなりに沢山描いてきたので、それなりに上手かったとは思う。自分の長所だった。自慢できる唯一の事だったと思う。

・私もストレスが溜まってどうしようもない時、何かに没入して全部忘れたい時、誰にも言わず誰にも見せず、こっそり絵を描こうと思う事があるので、彼氏の気持ちがなんとなくわかる。完全に自分の為だけにするその行為自体は、わりと救いになる。気がする。まあでもやっぱり描けなくなっているし、それはそれで「あ〜」ってへこむ事もあるんですけどねえ

 

 

 

 

 

 

YouTubeで店長が70年代のアイドルの動画を観ていたので、一緒に観ていた。知らないアイドルばっかりだったので雰囲気で楽しんでいたのだが、なんとなくパーフェクトブルーが観たくなったので帰ってきて即観なおした。やっぱりおもしれ〜な〜

・原作を読んだ事はないが、多分今敏との相性が良かったんだろうな。今敏の「夢の中」みたいな空気感と映像の切り替えの感じとか、やっぱりすげ!と思う。

場面の切り替わり方が本当に夢みたいだ。唐突なはずなのに何故か繋がっていて、観ていて違和感がない。どこから現実で、どこから夢なのか全く区別がつかない感じ。こういうの想像はつくけど、意図して形にするっていうのは難しいのにすごいよなあ。

今敏が亡くなったというのが今でも不思議に思える。会ったこともないわけだし、当然実体を知らないので、あの作風も含めてなんとなくまだいる気がしている。

・と思って調べたら、亡くなった日の翌日更新された、恐らく生前ギリギリの状態で綴った最後のエッセイ的なものが公式サイトに載っていた。それを見るのは初めてだったんだけど、本当に死が間近に迫っている人の文章だった。涙が止まらなかった。別に文自体はしっかりしていて、何かがおかしいというわけでもないが、確かに死ぬ直前を感じられる文章だった。

 

八木重吉の貧しき信徒という本がある。

確かふっクラのヤスミノが本を読まないみくのしんに対して勧めていた本で、本というより一言日記みたいな感じのものがつらつら書かれている、多分詩集みたいなもの。

今でいうツイートをまとめたみたいなもので、ストーリーを追うようなものじゃないので読みやすい。これも、元気だった時から死ぬまでのじわっと調子が悪くなっていく日々を書いたなんとも言えない作品だ。

本は好きだが、基本的に集中力が続かないたちなので、読みやすい上に考えさせられるのでとても気に入っている。こういうのを色々読んで、読む事にもっと慣れたい。読めるのもあるんだけどなあ。こゝろとか人間失格とか、まあベタだけどかなり好きなので、あの辺は一気に読めた。あれって読みやすいものに入るのか?

 

・感受性が豊かすぎるにも程があるので、暗い作品に触れた時、気持ちが持っていかれやすい。(なのに暗い作品ばかり好き)感情移入ができるというのは何か作品を楽しみやすい性質だと思っているので、まあ悪いことではないが、無意識のうちにそれが行われているのでドッと疲れる。疲労がとにかくすごい。浅野いにおなんか読んだ日には動けなくなる。

・この間七夕でしたね。短冊を見ると愛子ちゃんの最期を思い出して胸が苦しくなったよ。

 

 

 

 

 

・寝ようと思ったら夏祭りが来週あるからなのかこの時間から太鼓の練習が壮大に始まった………

・太鼓かっこいいけど聴きたくなるから寝れないじゃん!ばか!